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ロシアンブルーの特徴・性格・飼い方~ロシアンブルーってどんな猫?~

ロシアンブルーの特徴・性格・飼い方

輝くようなアッシュブルーの毛色、そして、大きく丸いエメラルドグリーンの瞳、猫の中で最も上品で神秘的な見た目なのが、「ロシアンブルー」ではないでしょうか。

ロシアンブルーの由来は、ロシア原産で自然発生種であるとも言われていますが、諸説は幾つかあるのとことです。正に神秘的ですね!

今回はそんなロシアンブルーについて、紹介していきたいと思います。

ロシアンブルーの特徴

ロシアンブルーの発祥は、ロシアと言われています。ロシアンブルーの『ブルー』は、言うまでもなく、このブルーの毛色から来ています。

かつてロシア国内では、アルハンゲルキャット(英語ではアークエンジェルキャット)と呼ばれていたこともあり、貴族からも愛された気品ある猫だそうです。

やや短めな口元が微笑んでいる様に見えることから、通称『ロシアンスマイル』と呼ばれ、多くの人を魅了しています。

被毛は短毛。鳴き声をあまりあげないこと静かな猫ちゃんが多く、『ボイスレスキャット』という呼び名もあるそうです。

筋肉質ですがスリムで身軽な体型で、とてもアクティブに動き回っていたかと思えば、気がついたら大好きな飼い主さんの膝の上でお昼寝…なんて可愛い姿も見せてくれます。

ロシアンブルーの性格

ロシアンブルーと言えば、上品で神秘的な見た目ですが、一体どんな性格の猫なのかとても気になりますよね。

性格は神秘的な見た目通り、穏やかで静か。猫らしくマイペースとも言われています。

一方で人見知りな性格ではありますが、慣れた飼い主にはとても愛着を示し、忠実で献身的なことから、犬のような性格とも言われているそうです。

他のペットや子どもにも慣れることで同様に、持ち前の穏やかで静か、懐っこい性格を発揮すると言われています。

また、猫本来の怖がりな性格と強い警戒心を持っています。

驚いたり怖がったりすることも多いそうで、そういった出来事をきっかけに、まれに威嚇的になったり、姿を隠すようになったりと、繊細な一面も持っているようです。

一般的には、とても活動的と言われており、高いところや飼い主さんの肩に乗ったりと、特に上下の運動を好みます。

アクティブに遊んでいたかと思うと、気づいたら飼い主さんの膝の上でウトウトとお昼寝ということも。とても甘えん坊な猫ちゃんなところもあるようですね。

この様に、クールな見た目とは反対に、甘えん坊で寂しがり屋なロシアンブルー

賢さもあるので、お留守番は苦手とされています。あまり長時間お留守番をさせると…威嚇的になったりと、拗ねてしまうこともあるそうなので、注意が必要ですね。

ロシアンブルーの大きさと寿命

体長は30cm〜40cm、体重は2.8kg〜4.7kgほどと言われています。

筋肉質でスリムな体型で、胴体・しっぽは長めです。
 
ロシアンブルーの平均寿命は、10歳〜13歳と言われています。猫全体の平均寿命が14歳〜15歳と言われていることからすると、やや短めの寿命だと言えます。

繊細な性格が故に、ストレスを溜めやすく、病気になりやすいことから寿命が短めであると言われているそうです。

ロシアンブルーの飼い方

(1)生活環境の変化はできるだけ避けましょう

ロシアンブルーは繊細な性格である為、生活環境の変化はできるだけ避けたいところです。ストレスに繋がりかねません。

もし、変更を要する場合は、一気にではなく、少しずつゆっくりと変えていくことが好ましいと言われています。見慣れないものや、新しいものは、ロシアンブルーは『苦手』だということを念頭に入れておきましょう。

(2)過ごしやすい快適な環境を用意しよう

ロシアンブルーは厚い被毛を持つため、寒さに強い反面、暑さに弱いとされています。

特に夏は、室温が高くなりすぎない様、配慮が必要です。

夏場の室温は27℃以下に保ち、水飲み場を増やしたり、猫ちゃん用の涼感グッズを用いたりなどして、快適に過ごせる環境作りを心掛けましょう。

(3)活動的なロシアンブルーに適した生活環境

とても活動的なロシアンブルーですので、猫が気になるものの誤飲に繋がらないよう、点検・掃除が必要です。また高い運動能力があるので、簡単に高所に登ってしまう可能性がある為、壁紙の損傷や、家具の転倒などへの配慮が必要でしょう。

いたずらを減らすという点、寂しがり屋な性格ということからも、お留守番は短い方が良いと言われています。長時間の在宅が難しい場合は、安心して過ごせる場所を確保してあげることや、キャットタワーなどを設けてあげて、安全に自由に運動ができる環境を作ってあげるのも良いでしょう。

運動能力が高いと言っても、加齢と共に運動能力も落ちてくるので、その場合はステップを用意してあげて、足腰への負担を軽減させてあげることも大切です。

(4)ブラッシングはコミュニケーションの1つ

短毛なロシアンブルーなので、過度なブラッシングは必要ありませんが、コミュニケーションとして、ブラッシングをしてあげることで、ロシアンブルーとの信頼関係や愛着関係もアップするでしょう。

また、もちろんのこと、毛ツヤのアップにも繋がります。こちらも、過度になってはストレスに繋がりかねないので、適度に行うことが大切ですね。

ロシアンブルーのかかりやすい病気

ロシアンブルーがかかりやすい病気とは、どんなものでしょうか。
かかりやすい病気を把握しておくことで、予防・早期発見に繋がります。


糖尿病:血糖値が高い状態が維持されてしまう病気。

下部尿路症候群:尿路内に石が形成され、血尿や膀胱炎の原因になる病気

慢性腎臓病:腎臓が正常に機能しなくなり、体内の毒素を尿で排出できなくなる病気。

異物誤飲:食べてはいけないものを食べてしまい、様々な症状が起こる病気。

猫は飲水量が少ないと言われています。病気を避ける為にも、水分を多めに摂らせるよう、清潔な水を用意してあげる。水飲み場を増やすなど、対策を心掛けましょう。

綺麗好きな猫ちゃんの為に、こまめにトイレの掃除をしてあげましょう。

運動不足や食べ過ぎによる肥満は、万病のもと。運動面や食事面の配慮で、防げる病気が多いということを念頭に入れ、管理を行いましょう。

体調管理や定期検診も積極的に行いましょう。
 

まとめ

ロシアンブルーは、活動的で人懐っこい性格の一方で、繊細で警戒心が強い性格

その為ストレスを溜めやすいということが分かりました。

猫ちゃんを飼うには、落ち着いた環境や細やかな気遣いも必要なのですね。

掃除や点検、健診などなど…大変なことは沢山ありますが、猫ちゃんたちはきっとそれに応えて、飼い主さんに最高の癒しをくれることに間違いありません。

猫ちゃんのことたくさん知って、飼い主さんと猫ちゃんが、素敵な毎日を送れますように。

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