大切な愛猫との快適な生活を邪魔するのが、どうしても気になる猫のにおい。特に、来客がある時にはいつも以上に気にしてしまいますよね。
そこで今回は、猫のにおいが気になるあなたのために「猫のにおいの原因と対策」について詳しくご紹介します。
最後まで読めば、気になる猫のにおいも悩みと一緒にすっきり解消!
気になる!猫の不快なにおいの原因
「あれ?なんだかにおうかも…」
大切な愛猫と暮らす飼い主さんが「なんとなく」においを感じ始めた時には要注意!猫と暮らす人にはそこまで気にならなくても、普段動物に接する機会のない人にとっては不愉快なにおいがしている可能性がとても高いのです。気になる猫のにおいの原因についてきちんと理解し、今すぐ対策を取りましょう。
じつは、猫の匂いにはおもに6つの原因があります。
猫の排泄物
猫の気になるにおいの原因と言えば、なんといっても猫の排泄物でしょう。
猫はもともと、カラカラに乾いた砂漠地帯に住む動物でした。そのため、猫が取り込んだ水分は無駄にされることなく使われ、排泄される尿は量も少なくとても濃いのが普通なのです。猫の尿はとても濃い状態で排泄される分、においもきつくなるため、気になるにおいの原因となるのです。
また、猫のウンチもかなり強烈です。これは、猫の食事の多くが肉や魚などの動物性たんぱく質で占められているからと言われています。動物性タンパク質は便の悪臭のもとになりやすいので、肉食動物である猫のウンチはどうしても臭くなってしまうというわけなのです。
猫トイレやその周辺の床や壁に染み付いた排泄物のにおい
ちゃんと猫トイレを掃除しているのに、どうしてもにおいがとれない…。そんな場合は、猫トイレ自体に猫の排泄物のにおいが染み付いてしまっているか、もしくは猫トイレ周辺の床や壁に猫の排泄物のにおいが移ってしまっている可能性が高いです。
また、猫トイレから飛び散った猫砂から嫌なにおいが漂っていることも。
「原因は分からないけどなんだかにおう…」という時は、猫トイレ周辺を疑ってみましょう。
フードの食べ残し
フードの食べ残しを出しっぱなしにしていませんか?ウェットフードを出しっぱなしにしていると、傷んだウェットフードが猫の健康を害しますし、不快なにおいの原因にもなってしまいます。においで嫌な思いをするだけでなく、大切な愛猫まで苦しめるなんて、絶対嫌ですよね。
部屋の換気が少ない
窓を閉めきることの多い夏と冬は換気に気をつけたい季節です。なぜなら、部屋の換気が少ないと、不快なにおいも部屋にこもってしまうからです。
なかでも、湿度も温度も高い夏の暑い日は、どうしてもきついにおいに悩まされがち。これは、湿度70%以上・温度25度以上になると雑菌の活動が活発になるため、不快なにおいが部屋中に充満しやすくなるからと言われています。
猫自身の体臭
じつは、健康な猫というのは体臭が気になることがまずありません。しかし、猫のお尻がウンチで汚れてしまっている場合やグルーミング(毛づくろい)がうまくできていない場合には、猫の体臭が気になることもあります。
猫自身の体質で皮膚が脂っぽい場合などにも、体臭が気になることがあるでしょう。
不衛生な猫グッズ
あなたの愛猫お気に入りのおもちゃはありますか?もしあったなら、ちょっとにおいをかいでみて下さい。お気に入りのけりぐるみやねこじゃらし、ゲージ、愛猫専用の猫ベッド…。意外にも猫グッズは不衛生であることが多いです。特に、お気に入りのおもちゃはよだれにまみれ、においの原因になっている場合があります。「あ!確かににおう…」と思ったあなた!それが原因ですよ…!
大切な愛猫とのクリーンな生活のために!おすすめの猫のにおい対策
さて、ここまでは猫の不快なにおいの原因について詳しくお話してきました。ここからは、大切な愛猫とクリーンで快適に過ごすため、「誰にでも簡単にできる猫のにおい対策」についてご紹介します。
猫の排泄物はこまめにお掃除を!
猫はとてもきれい好きな動物なので、臭いトイレをとても嫌がります。不快なにおいを避けて粗相をしてしまい、新たなにおいの原因を作ってしまう事も。
猫がトイレに入った後はなるべく早く排泄物を片付け、常に清潔に保つようにしましょう。
猫トイレを清潔に保つことで、壁や床に猫のにおいが染み込んだり、猫がトイレ以外に粗相をしてしまうのを防ぐことができます。
排泄物のにおいを元から変えてしまいたい人向けのペットフードも販売されているので、一度試してみるのもいいでしょう。
猫トイレは定期的な丸洗いで清潔に!場合によっては買い替えを
猫トイレの掃除、あなたはどう行っていますか?じつは、「普段は拭くだけで済ませて丸洗いはときどきするだけ!」という人も少なくありません。普段の掃除から丸洗いすることを心掛けるだけで、猫トイレは常に清潔!気になるにおいがトイレ自体に染み込んでしまう事も避けられます。丸洗い後もにおいが気になる場合には、すでに猫トイレににおいが染み込んでしまっている可能性があります。そういった場合には、新しい猫トイレへ買い替えることをおススメします。
フードの食べ残しは直ぐに片付ける
猫の不快なにおいの原因としてご説明しましたが、ウェットフードの放置はフードが痛む原因になるだけでなく、嫌なにおいの元にもなります。食べ残しがあった場合にはすぐに片付けて、食器を清潔に洗うようにしましょう。
こまめな換気で新鮮な空気を取り込んで
こまめな換気は部屋の風通しを良くし、気になるにおいを追い出して新鮮な空気を部屋に取り込むことにつながります。夏や冬は換気をおろそかにしてしまいがちですが、意識して換気するようにしましょう。
ブラッシングや部分洗いで猫の体を清潔に
先にもご説明した通り、健康な猫というのは気になる体臭がほとんどありません。ですから、猫にとってシャンプーはそこまで重要なことではないのです。シャンプーを嫌がる猫も多いですから、無理にお風呂に入れようとはせず、こまめにブラッシングをしてあげるようにしましょう。それだけでもじゅうぶん体臭対策になります。
もしも皮膚の脂っぽさやお尻の汚れが気になる場合は、部分洗いやシャンプーシートで対応することができますよ。
おもちゃなどの猫グッズはこまめに洗おう
意外と不衛生な猫グッズの数々は、こまめに洗ったり天日干しをするようにしましょう。仕上げに猫専用消臭剤でシュッと消臭すれば、気になるにおいもスッキリ。消臭剤を使う際は、必ず猫専用を選んでくださいね。
絶対やめて!やってはいけない猫のにおい対策
においを消すために別のにおいで対抗しようと考える人が時々います。猫のにおいを芳香剤などでごまかそうとする人も、もしかしたらそんな発想に近いのかもしれません。もしもあなたがこうした行為で猫のにおいに対処しようと考えているのなら、今すぐやめてください!猫はにおいにとても敏感ですし、体調を悪くしてしまう場合もあります。アロマを炊いたり芳香剤を使いたい場合は、猫がいない部屋で使うようにしましょう。
まとめ
猫のにおいが気になる方のために、においの原因と対策についてご紹介しました。
今回ご紹介した猫のにおい対策は、特別に新しく買わなければならないものはほとんどなく、誰でも簡単に試せるものばかりです。
ぜひこの記事を参考にして、愛猫との快適な生活を取り戻してくださいね。