みなさんは、猫ちゃんにまたたびをあげたことはありますか?我が家の愛猫さんは、またたびを与えると動きがクネクネになって色んなところに頭をこすりつけます(笑)とても愛らしい光景です。
今回はまたたびの与え方やまたたびが猫に与える効果をご紹介していきたいと思います。
そもそもまたたびとは?
またたびは、マタタビ科マタタビ属の落葉つる性の植物です。日本各地の山や林などに自生していて頑丈なつるは吊り橋などを作る縄に使われたりしています。
またたびの実には正常な細長い形の実と、
丸型の「虫えい果(ちゅうえいか)」と呼ばれる実の2種類があります。
「虫えい果」は、またたびの花が咲く前にまたたびアブラムシが
産卵をすることで実が変異してできるものです。
この「虫えい果」の実が猫の好物と言われています。
またたびが猫にもたらす効果とは?
猫ちゃんがまたたびを好きなことは分かりましたが
実際どのような効果があるのでしょうか?
ストレスの解消
またたびに含まれる「マタタビラクトン」「アクチニジン」という成分が
猫の神経を刺激することでメロメロになったり活発になります。
興奮状態の猫は走り回ったり運動をすることでストレスの解消にもつながります。
また新しいおもちゃを買った際はまたたびの粉を
少し振りかけてあげると警戒心がなくなり早くおもちゃになれるでしょう。
食欲を増進
食欲が落ちているときにも効果的です。
マタタビ入りのご飯や水を与えると食べてくれることがあります。
ただしご飯を食べない、水を飲まないという状態が長く続くのであれば何かしら
体に異変が起きている可能性が高いので早めに獣医師に相談しましょう。
老化防止
マタタビの枝やマタタビをふりかけたおもちゃなどを
与えると猫ちゃんはガシガシとかじります。
このかじる行為が脳を刺激し脳の老化防止につながります。
またたびを与える際の注意点
年齢
またたびは神経を刺激する成分が含まれている為、
小さい猫ちゃんに与えるのはおすすめできません。
きちんと体が育った生後6か月~1年以降に与えましょう。
与える量
いきなりたくさん与えるのは控えましょう。
少しずつあげて慣らしていきましょう。
また頻繁にあげてしまうと効果が薄れてしまううえ、
粉末や実の場合喉に詰まらせてしまうことがあるので気を付けましょう。
保管方法
猫が自分で手を出せるようなところに置いておくのは控えましょう。
誤って大量摂取した場合など体に異常をきたす
可能性があるため気をつけて保存しましょう。
まとめ
またたびは猫にとっての嗜好品。人間でいうガムやコーヒーのようなもの。
リラックス効果や老化防止効果などがあり昔から親しまれているものです。
用法・用量を守り、またたびを使って猫ちゃんライフを有意義なものにしていきましょう。