今回は猫の種類シリーズ第2弾!ふわふわした長めの毛・ビッグな体が特徴の、メインクーンという種類の猫ちゃんを紹介していきたいと思います。
猫の中の巨人とも言われる世界一大きな猫のメインクーンは、体のサイズが1メートル近くまで成長する子もいるんだとか…。
人気の猫ちゃんランキングでも上位にランクインするメインクーン、特徴や性格、飼い方について詳しく解説していきたいと思います。
メインクーンの特徴
メインクーンの最大の特徴は1メートル近くまで成長すると言われる大きな体。平均体重は、男の子で6~8キロ、女の子で4~6キロくらいになります。ギネスに登録された猫ちゃんはなんと14キロ近くもあるそうですよ!
原産地はアメリカ・メイン州で現地ではアライグマをラクーンと呼び、姿形が似ているのでその名前になったといわれています。
また、メインクーンの体は長いフサフサの被毛が特徴で、「ジャギーコート」と呼ばれる光沢があり長さが不ぞろいの分厚い毛質です。また毛柄は猫ちゃんごとに違い、色々な柄のしっぽがあります。
メインクーンの性格
メインクーンはとても人懐っこい性格で、室内でも飼いやすい猫の種類として非常に人気があり、日本だけでなく世界中で人気を集めている猫ちゃんです。
普段は温厚で優しい性格ですが、ひとたび狩りになると好奇心旺盛の活発な動きを見せます。メインクーンは昔からネズミ退治をする「ワーキングキャット」とよばれるほど狩りが上手といわれており、飼い主さんと遊ぶこともすごく大好きです。
また、男の子とと女の子では性格も違、男の子のほうが温厚でなつきやすく、女の子は活発で動き回る子が多いようです。
メインクーンの寿命
メインクーンの平均寿命は11~14年と言われており、人間の年齢に換算すると60歳~70歳くらいで、猫全体の平均寿命に比べ少し低い傾向にあります。
もちろん個体差によってはそれ以上に長生きする子もいます。
一般的に猫は生まれてからたったの1年で、人間でいうと20歳ほどになると言われており、人間よりも5~6倍のスピードで年を重ねるため、飼い主さんがしっかりと健康管理を行うことが大切とされています。
メインクーンの価格
猫ちゃんをお迎えする方法は、ペットショップ・ブリーダーさん・里親募集などいろいろありますが、今回はネットのブリーダーサイトを参考に調べたところ、ラグドールの価格はおよそ20万円~50万円が相場のようでした。
価格は性別や毛の色、体の特徴などによって変わってきますが、ペットショップの場合だと20~30万円くらいになることが多いようです。
メインクーンの飼い方
メインクーンはとても温厚で優しく、人になつきやすい猫なので室内飼いにとてもオススメです。ここではメインクーンを室内で飼育する場合に気を付けたいポイントをいくつかご紹介していきます。
(1)成長に見合った生活環境を用意しよう
メインクーンは温厚な性格で室内飼いに向いている猫種ですが、他の猫よりも成長するにつれてボディのサイズがすごく大きくなります。
そのため、ごはんを食べる用の食器やトイレ、ゲージ、キャリーケースなどは大きめの物を用意しておくと安心でしょう。また、体が大きいぶん運動スペースも広くなるので、なるべく運動しやすい大きいお部屋を作ってあげることをオススメします。
キャットタワーやおもちゃも強度が強く壊れにくいものを与えるようにしましょう。
(2)ブラッシングは欠かさず行いましょう
メインクーンの毛はフサフサで長毛なぶん、とても絡まりやすく毛玉もできやすい毛質です。またブラッシングを怠ってしまうと、グルーミングなどで毛球症になりやすくなったり、皮膚の感染症になったりするリスクも高くなります。
その為、毎日のブラッシングは欠かさず行うことが大切です。ピンブラシなどで毛をほぐしつつ、スリッカーブラシでゆっくり丁寧にブラシでとかしてあげましょう!
(3)毎日たくさん遊んであげよう
メインクーンは遊ぶのが大好きな猫ちゃんです。たくさん遊んであげることで運動不足の解消にもつながるので1日に5分~10分以上は一緒に遊んであげるといいでしょう。
また、キャットタワーを置いて上下運動をできるようにしたり、段差を作って高いところから見下ろせたりできるようなお部屋づくりをしてあげると猫ちゃんも喜びます。
メインクーンのかかりやすい病気
メインクーンは成長すると体もとても大きくなり、日々の健康管理もとても大事です。
猫によってかかりやすい病気は異なりますが、メインクーンの場合は以下の3つの病気に気を付けることが必要です。これからメインクーンを飼うことを検討されている方はぜひ目を通してみてください。
肥大性心筋症
肥大性心筋症は心臓の筋肉が肥大して、十分な血液を送り出せなくなる病気です。
症状としては、いつもより疲れやすく呼吸が荒くなったり、起き上がれなくなったり、呼吸困難になったりするケースが多くあります。
もし呼吸が荒くなるといった症状が見受けられた場合は、すぐにお医者さんに行って見てもらいましょう。見た目では気づきにくい病気なので、肥大心筋症の予防のためには定期的な健康診断が欠かせません。
毛球病
毛球病は、猫が行う毎日のグルーミングで飲み込んでしまった毛が消化されずに胃や腸の中に残ってしまい、臓器を傷つけてしまう病気です。
メインクーンは長毛種の猫ちゃんなので特に注意したい病気の1つ。
毛球病を予防するには毎日のブラッシングを欠かさずに行いましょう。ブラッシングをすることで皮膚の病気への予防も一緒に行うことができます。
熱中症
熱中症にきをつけるのは人間だけではありません。実は猫も熱中症にかかる可能性があり、特にフサフサで長毛な毛質のメインクーンは熱中症に気を付けなければなりません。
メインクーンは暑さが苦手なので高温多湿になりやすい夏場はしっかりと室内の温度管理を徹底し、いつでも涼しく過ごしやすい環境を作ってあげることを心がけましょう。
まとめ
今回は猫の種類シリーズの第2弾として「メインクーン」をご紹介しました!
メインクーンは子ねこのうちは小さくても成長すると飼い主さんも驚くようなビッグサイズになりますが、心優しくおおらかな猫種なので、お子さんがいらっしゃる家庭でも安心して飼育できると思います。
猫はよくツンデレと言いますが、メインクーンは人懐っこい性格のため小さいうちから慣れさせておけば抱っこも大好きになったり、膝のうえで寝てくれるような甘えん坊さんに育ってくれる可能性も高いです。
きっと毎日楽しい猫ちゃんライフを送れること間違いなし!