今回は我が家の愛猫のちょこが、お家にお迎えして数日たった頃に下痢になってしまったときのことをレポートとして残したいと思います。
いきなりの出来事で私も旦那もかなりビックリでしたが、しっかり治療して現在は完治しています!今回のレポートが、猫ちゃんをこれから始めて飼う方や、同じ経験をして悩んでいる方の参考になればいいなと思います。
当時の症状
ちょこに下痢の症状が出始めたのは、お家にお迎えしてから4日目の夕方。
子猫のうちはうんちの回数が1回から多くて4回ほどと言われていて、ちょこも3回目のうんちでトイレに入ったときでした。
ーーーその時の症状ーーー
・うんちに鮮血が混ざっていた
・いつもより水っぽく泥に近いような柔らかさ
・ごはんやお水を飲んでもすぐにトイレに入りたがる
ごはんやお水はいつも通りしっかり摂れるし、普段のようにおもちゃで遊んだりもしていました。
突然のことですごく不安になったので、ネットで原因を調べてみたり知人に相談したりしたのですが、その時は「新しい環境での生活で疲れが溜まっていたのかも…」とのことだったので、少し様子を見てみることに。
しかし、次の日も下痢の症状が出てしまったので、居ても立っても居られず急いで病院に行って先生に診てもらうことになりました。
下痢の原因はトリコモナス症
病院についてからは先生に現状を説明し、当日一緒に持って行ったうんちで検査をしてもらうことになりました。そしてしばらくして診察室に呼ばれ先生からの説明を聞くことに。
下痢の原因はなんと『トリコモナス』という寄生虫がお腹の中に居て悪さをしているとのことでした。トリコモナスと言えば人間の性感染症を思い浮かべる方も多いと思いますが、猫にもトリコモナス症という病気があったのです。
病院の先生曰く「たぶんペットショップで感染しちゃったのかもね…」と言っていました。
トリコモナス症とはどんな病気?
トリコモナス症、どんな病気か詳しく調べてみたところ…
◎トリコモナス症とは
トリコモナスという原虫が小腸や大腸などに寄生しすることで引き起こされる病気。主な症状は、下痢・血便・排便回数の増加・食欲不振・脱水症状・元気がなくなるなど。
◎おもな感染経路
トリコモナスに感染した動物のフンを口にしてしまったり、グルーミングなどによる経口感染が多いとのこと。1歳よりも若い年齢の猫に感染が多くみられ、多頭飼育や不衛生な環境下で育つと感染することが多い。
◎トリコモナス症の厄介なところ
糞便検査での検出率が低いところや、治療をしてもなかなか完治まで時間がかかってしまうことも問題です。トリコモナス症に感染した猫ちゃんがを排便をし、そのあと自分のお尻を舐めてしまったり、便に触れてしまった手足を舐めてしまったりすると感染の負のサイクルに陥ってしまいます。
完治へ向けてやったこと
病院から自宅に戻ってきてから真っ先に行ったのはトイレを掃除したこと。
トイレを丸洗いして、猫砂も全て新しいものに変えました。
また、ちょこがうんちをした後はすぐにトイレをキレイにすることを心掛け、猫用のウェットティッシュでお尻と手足を丁寧に拭きました。
完治まで大変だったのは病院から処方された液状の飲み薬を飲ませることです。1日3回注射器型のスポイトを使って飲ませなくてはいけないのですがなかなかスムーズにいかず…。
お薬を飲ませようとすると、「やめて~!」と言わんばかりに涙目になりながらこちらの顔を見つめてくるんです(涙)辛いけど頑張ろうねと声をかけながら必死で飲ませました。
3~4日後になってきたときやっと下痢の症状が落ち着いてきていつも通りのうんちに戻るようになりました。(薬は下痢が治まったとしても無くなるまで飲ませてくださいとのこと)
その後、数週間後にもう一度病院に行き検査を行ったところ「一旦は大丈夫そうだね。でも、下痢が落ち着いてからもしばらくの間は要注意!」と言われとりあえず一安心。
ちょこも過酷な闘病生活を一生懸命乗り越えてくれました!
今回は我が家の愛猫ちょこが、トリコモナス症に感染した際の完治までの記録を書きました。
文中にも記載しましたが、トリコモナス症はなかなか発見するのが難しく、完全に治るまでには時間も要するとのことでした。
もし万が一飼っている猫ちゃんがトリコモナス症に感染してしまった場合は、焦らずしっかりとお薬を飲ませトイレ洗浄などの対策をしっかり行うことが大切です。
猫ちゃんに下痢や病気を疑う症状が出てきたらまずは動物病院の先生に相談してみましょう!