猫を飼っている人の悩みの1つである、出張や旅行に行くときのお留守番問題。
お家で留守番させるべきか、友人や家族に来てもらうか、ペットホテルに預けるか…選択肢はいろいろあると思いますが、どうするべきか悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、どうしても出張や旅行でお家を空けなければならない時の対応方法について書いていきたいと思います。
1泊2日くらいならお家でのお留守番がオススメ!
猫は1日に12時間以上は寝て過ごす動物で、ペットの中でもお留守番は得意なほうと言われています。もちろん猫ちゃんの中にはすごく寂しがり屋な子もいれば、一人で遊ぶのが得意な子もいるでしょう。
猫にとって一番のストレスを感じるのは、今まで過ごしていた環境が突然変わったり、長時間の移動などで心身が疲れることです。ですから、1泊2日くらいの短期間であれば、慣れ親しんだお家でお留守番させることをオススメします。
もし長時間のお留守番をするのが初めての場合で、出張や旅行に行く日が前もって決まっているのであれば、事前にお留守番をするときの練習をしてあげるといいかもしれませんね。
お家でお留守番させるときの注意点
猫にお家でお留守番をしてもらう時はいくつかの注意点と事前の準備が必要です。
これからお伝えする5つのポイントをしっかりと押さえておけば、飼い主さんも安心ですし、猫ちゃんも快適にお留守番できると思いますよ!
(1)エサはいつもより多めに!
お留守番をさせるとき、エサは必ず忘れずに準備しましょう。その際は、お家を空ける時間に応じていつもより多めにエサを用意します。
また、お金に余裕があれば自動給餌器を買っておくのもオススメです。決まった時間に決まった分量だけ自動的にエサを補充してくれるので食べ過ぎの防止にもなります。
(2)お水は数か所にセッティング
夏場でも冬場でも猫にとってお水は命の源!水分補給を怠ってしまうと病気の原因にも繋がります。お留守番のときは、お水の容器を数か所にセットして、いつでもどこでもお水を飲める状態を作ってあげるのが良いでしょう。
数か所にセッティングしておけば誤って容器をひっくり返してしまった場合でも安心です。また、自動給水装置を用意しておけばいつでも新鮮なお水を飲むことができるのでこちらも検討しておくといいかもしれません。
(3)予備のトイレを用意しておくと安心
猫は1日に2~3回の排尿、1~2回の排便をするのが理想と言われており、トイレが汚れているままだと排泄をしてくれない可能性が高いです。
そのため可能であればトイレを1~2か所設置し、予備のトイレを用意しておくと安心でしょう。最近では猫用の自動トイレも販売されているので、仕事柄出張回数が多い方などは購入を検討してみてもいいかもしれませんね!
(4)遊び用のおもちゃ・飼い主さんのにおいがついたもの
猫は飼い主さんと遊ぶことがとても好きな動物です。一人で過ごすお留守番時間が退屈にならないように、普段から使っているおもちゃや飼い主さんのにおいがついているもの(タオルや洋服など)をそばに置いておくと猫も安心するでしょう。
ただし、いたずらされて困るものや落とされて割れそうなものは、家を空ける前にしっかり片づけておくことが大切です。
(5)室内の温度にも注意を!
猫は人間が快適と感じる温度と同じくらいの温度で過ごすのが適温と言われており、夏場なら25℃~27℃前後、冬場なら23℃~25℃に調整しておくのがいいでしょう。
また、夏場は熱中症対策としてエアコンをつけておいたり、冬場は寒さ・乾燥対策として湯たんぽや暖かい毛布などを用意しておくことが大切です。
一家に一台、ペットカメラ
『ペットカメラは一家に1台用意しておくべき!』
といっても過言ではないくらいオススメなアイテム!我が家にも一台セッティングしてありますが、もう一台買おうかなと検討しているところ。
ペットカメラは色々なメーカーから販売されており、内蔵されている機能によって値段は前後しますが、安いのであれば3,000円くらいでお手頃価格で手に入れることができます。
ペットカメラとスマホを連携させておけば、猫ちゃんが今どこにいて何をしているのかをいつでもどこでも確認できますし、種類によってはスマホからペットカメラに話しかけて猫ちゃんに声をかけてあげることもできます。
また、ペットを観察できるだけでなくお部屋の監視カメラとして普段少しの間だけ外出するときなどにも活躍してくれますよ!
長期間お家を空けるときの対策は?
どうしてもやむを得ない事情でお家を1泊2日以上空ける場合は、友人や他の家族に来て見てもらう、もしくはペットホテル等に預けるといった方法があります。
猫にとって一番ストレスがかかりにくいのは「友人や他の家族に来て見てもらう」ことです。ペットホテルの場合だと、移動や慣れない環境で長期間過ごすことになってしまうため、最終手段の選択肢にするのがいいかもしれませんね。
友人や他の家族に来て見てもらうときの注意点
友人や他の家族に来て見てもらうときは、エサを補充してもらう・お水を変えてもらう・トイレを掃除してもらう、この3つはしっかり伝えるようにしましょう。
また、時間があるのであれば一緒に遊んで貰ったり、室内の気温の調整などもお願いしてあげられると安心です。
ペットホテルに預けるときの注意点
ペットホテルに預けるときは、遊ぶときに使うおもちゃや飼い主さんのにおいがついているものも一緒に預けましょう。
ごはんはホテル側が準備してくれるところもありますが、環境が変わってしまうとごはんを食べれなくなってしまう場合もあるので、いつも毎日食べているものを持っていくと猫ちゃんも安心します。
また、ペットホテルの場合は病気に感染するリスクも高くなるため、ワクチンの接種証明証の提出をお願いされる可能性もあります。ですので預ける前に事前に接種証明証が必要かどうかを確認しておくことが大切です。
ペットホテルから自宅に戻ってきた際はまず猫ちゃんの体調に変化がないかしっかり確認し、ゆっくり休ませてあげるようにしましょう。
まとめ
大切な家族の一員である猫ちゃん。
ずっと一緒に過ごせることが一番ですが、お仕事の都合でお家を空けたり、どうしても一人でお留守番をしてもらわなくてはいけない日が来ることもあるでしょう。
そんな日が来た時のために、飼い主さんは事前にしっかりと準備を行っておくことが大切です。この記事でお伝えしたポイントをキッチリ押さえておけば、猫ちゃんもきっと安心してお留守番できると思いますよ!
お家でお留守番させるときは1泊2日くらいの短期間がベスト
それ以上の期間は友人や他の家族に来て見てもらう or ペットホテルを検討
お家でお留守番させるときは…
(1)エサはいつもより多めに!
(2)お水は数か所にセッティング
(3)予備のトイレを用意しておくと安心
(4)遊び用のおもちゃ・飼い主さんのにおいがついたものを用意
(5)室内の温度にも注意を!