今回は猫の種類シリーズ第３弾！スコットランド生まれ・垂れ耳が特徴のスコティッシュフォールドという種類の猫ちゃんをご紹介していきます！
スコティッシュフォールドは可愛いらしく垂れた耳が特徴的！
今回は猫人気ランキングでトップに君臨するスコティッシュフォールドの特徴や性格・飼い方について解説していきたいと思います。
スコティッシュフォールドの特徴
スコティッシュフォールドは、アニコム損害保険株式会社が発表した2021年の人気猫種ランキングで堂々の第1位を獲得した種類。そして更に、スコティッシュフォールドは人気猫種ランキングで13年連続1位を獲得している驚異の猫種なのです！
原産国はスコットランドで、ある農家に生まれたスージーという一匹の白いメスの猫ちゃんが歴史の始まりです。スージーが産んだ子猫の中にも耳が垂れている子が見つかり、そこから計画的な繁殖がスタート。垂れた耳は遺伝形質だということが確認され、1994年に「スコティッシュフォールド」という猫種が公認されました。
スコティッシュフォールドの特徴はなんといっても可愛らしく垂れた耳。ですが、全てのスコティッシュフォールドが耳が垂れてるわけではなく、立ち耳の猫ちゃんももちろんいて、「スコティッシュストレート」と呼ばれています。
また、耳だけでなく短めの首元やまんまるな顔、小柄で丸みを帯びた体系や独特な座り方も特徴です。特に、前足を外に投げ出してお尻をぺたんと床にくっつけたオッサンみたいな座り方は「スコ座り」と言われ、その姿はとても愛らしいです。
スコティッシュフォールドの性格
スコティッシュフォールドは、とても人懐こくて心優しく、しつけもしやすい猫種だとよく言われます。また個体差もあると思いますが、穏やかで甘えん坊な性格の子が多く、飼い主さんをストーカーするくらいデレデレな子もいるそうです。
実際、我が家で一緒に住んでいるちょこもスコティッシュフォールドですが、喉をゴロゴロ言わせながらお風呂やトイレまで付いてきたり、夜は布団の上に登ってきて添い寝してくれたりします。本当に猫ストーカー状態です(笑)
スコティッシュフォールドは運動量があまり多くない為おとなしい性格の猫だと言われていますが、中には運動が大好きで飼い主さんに接触的に遊んでアピールをする子も多いとか。運動不足予防の為にも1日10程度はおもちゃなどを使って遊んであげることが大切ですね。
スコティッシュフォールドの大きさと寿命
スコティッシュフォールドの大きさは、成猫でメスが3~5キロ、オスが3.5~6キロほどになると言われています。もちろん個体差にもよりますが、メスよりもオスの方がちょっと大きくなりやすいです。成猫になってからは肥満防止の為食事や運動量に気を付けましょう。
スコティッシュフォールドの平均寿命は、10年～13年ほどと言われています。猫の平均寿命は約15年くらいと言われているため、他の猫種と比較するとやや短いです。
長生きをするためには毎日の食事管理や体調管理をしっかりと行うことが大切で、病気の予防の為にも定期的な健康診断を受けることが大事だと言えます。
スコティッシュフォールドの価格
猫ちゃんをお迎えする方法は、ペットショップ・ブリーダーさん・里親募集などいろいろありますが、今回はネットのブリーダーサイトを参考に調べたところ、スコティッシュフォールドの価格はおよそ15万円~20万円が相場のようでした。
スコティッシュフォールドは、毛の色・毛並み・耳が垂れているかいないか・性別によって価格が異なってきます。女の子よりも男の子のほうが甘えん坊な性格である傾向にあるため、男の子が若干人気が高く、その分価格も高くなる場合が多いようです。
スコティッシュフォールドの飼い方
スコティッシュフォールドはとても人懐っこく優しい性格なので、室内飼いにはとてもおすすめの猫種です。ここではスコティッシュフォールドを室内で飼育する場合に気を付けたいポイントをいくつかご紹介していきます。
(1)仕事が忙しい方も、一緒に遊ぶ時間は確保して！
スコティッシュフォールドはとても甘えん坊な性格の子が多いです。そのため、日中は仕事で外出されている方も帰宅したら猫ちゃんと遊ぶ時間をなるべく確保したり、休日はたくさん遊んであげることが大切です。
たくさん遊んであげることで運動不足の解消にもつながるので1日に5分～10分以上は一緒に遊んであげるといいでしょう。
(2)運動不足には要注意！
スコティッシュフォールドは運動量がもともと少ない猫種です。
日常的にあまり運動しないため、肥満にならないように食事量を調節したり、日頃から遊ぶ時間を設けたりして運動不足にならないように気を付けることが大切だと言えます。
(3)耳のお手入れはこまめに
スコティッシュフォールドは可愛らしいたれ耳が特徴ですが、耳が垂れているぶん耳の中の通気性が悪く、他の猫種よりも耳垢が溜まりやすくなる傾向があります。
耳垢が溜まりすぎると病気の原因にも繋がるので、日頃から定期的な耳掃除を行うようにしましょう。
我が家では1週間に1回くらい耳の中が汚れていないかチェックし、汚れが溜まっていたら赤ちゃん用の柔らかい綿棒に猫用のイヤークリーナーを付けてお掃除しています。
スコティッシュフォールドがかかりやすい病気
スコティッシュフォールドは以下のような病気になりやすいと言われています。
今後スコティッシュフォールドを飼いたいと思ってる方は是非チェックしておきましょう。
尿結石
尿結石は尿路に石や砂ができてしまう病気です。尿が出にくくなったり、血尿が出たりする症状があります。
また、尿は頻繁に行こうとするけど、量が少なかったり、尿をするときに痛がって鳴いたりしているときは尿結石を疑えます。
原因は、食事や感染、遺伝、抵抗力の低下、水をあまり飲まない、ビタミン不足などがあるようです。
肥大性心筋症
肥大性心筋症は心臓の筋肉が肥大して、十分な血液を送り出せなくなる病気です。
症状としては、いつもより疲れやすく呼吸が荒くなったり、起き上がれなくなったり、呼吸困難になったりするケースが多くあります。
もし呼吸が荒くなるといった症状が見受けられた場合は、すぐにお医者さんに行って見てもらいましょう。見た目では気づきにくい病気なので、肥大心筋症の予防のためには定期的な健康診断が欠かせません。
外耳炎
外耳炎は耳の鼓膜の部分に炎症を起こす病気です。
この病気は耳がたれているスコティッシュフォールド特有の病気の1つであると言えます。かゆみが出たりして足で耳を頻繁に掻いたり、耳から異臭が感じられるようになったときは、すぐ病院に連れて行って診てもらうようにしましょう。
まとめ
今回は猫の種類シリーズの第三弾として、「スコティッシュフォールド」について紹介しました！人懐っこい・優しい・甘えん坊性格のスコティッシュフォールドは、室内飼いの猫ちゃんの中でもオススメな種類です。
『猫を飼いたいけど初めてで、どんな種類がいいか迷っている…』
そんな方は、ぜひ「スコティッシュフォールド」を検討してみてはどうでしょうか！？
