世界中にはたくさんの様々な猫の品種がありますが、その中でも人気ランキングトップ10にランクインするのが「ラグドール」という種類の猫ちゃんです。
大きな体とふわふわな長毛、くりくりとした青い目が特徴で、優しくてとてもおおらかな性格なので室内飼いにもおすすめなラグドール。
今回は猫の種類シリーズの第一弾!
ラグドールはどんな猫ちゃんなのかをご紹介していきたいと思います!
ラグドールの特徴
ラグドールの原産地は米国アメリカ。
英語で「ぬいぐるみの人形」を意味するラグドールは、その名の通り大きな体とふわふわな長毛、お人形さんのようなクリクリとしたきれいな青い目が特徴的です。
いろいろな猫の種類の中でも特に体が大きくて筋肉質な体系ですが、完全な成猫になるまでは約4年ほどかかると言われています。4年という長い年月をかけてたくさん筋肉を付けていき大きな体へと変化するんですね!
体重は、男の子でおよそ5~9キロ、女の子でおよそ4~6キロくらいになります。
ラグドールの性格
ラグドールはとても穏やかで優しい性格の猫ちゃんです。
とても人懐っこくて、他の猫ちゃんと比べるとすごく抱っこが大好き!
抱っこされるとゴロゴロ言い出して甘えてくる仕草も見せます。
また、とてもおっとりした性格なのでしつけがしやすい点も特徴の1つ。
そしてもちろん、飼い主さんと一緒に遊ぶことも大好きです。
スキンシップをとれるおもちゃを用意してあげると喜びます。
運動不足防止のためにキャットタワーも用意してあげるといいかもしれませんね!
ラグドールの寿命
ラグドールの寿命は、およそ14年~16年と言われています。人間の年齢に換算すると70歳~80歳くらいですね。もちろん個体差によってはそれ以上に長生きする子もいます。
ラグドールの寿命は、他の品種の猫ちゃんとほとんど同じくらいで、猫の平均寿命とほぼ変わりません。
一般的に猫は生まれてからたったの1年で、人間でいうと20歳ほどになると言われています。人間よりも5~6倍のスピードで年を重ねるため、飼い主さんがしっかりと健康管理を行うことが大切とされています。
ラグドールの価格
猫ちゃんをお迎えする方法は、ペットショップ・ブリーダーさん・里親募集などいろいろありますが、今回はネットのブリーダーサイトを参考に調べたところ、ラグドールの価格はおよそ18万円~30万円が相場のようでした。
価格は性別や毛の色、体の特徴などによって変わってきますが、ペットショップの場合だと40万円を超えることもあるようです。ペットショップ・ブリーダーさんからのお迎えを検討されている方は事前にしっかり確認しておくことが大事ですね。
ラグドールの飼い方
ラグドールは特に人気のある種類で、一度は飼ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。ここではラグドールの飼い方について3つのポイントをお伝えしていきます。
(1)こまめなブラッシングを忘れない
ラグドールは長毛種な猫ちゃんなので、グルーミングで自分の毛を飲み込んでしまい上手く排泄できずに胃の中で固まって病気を引き起こしてしまう可能性があります。
そのため、毎日のブラッシングは欠かさず行うことが大切です。ブラッシングでは、長毛種におすすめなコームやスリッカーブラシを使うのがいいでしょう。
特に換毛期などの毛の生え変わりの時期はたくさん毛が抜けるので、特に注意してこまめにブラッシングを行うように心掛けてください。
(2)体重の増加に注意!年齢に合ったフード選びを
ラグドールは食欲旺盛な猫ちゃんです。成猫になるまではごはんをモリモリ食べてたくさん筋肉を付けて大きな体へと成長していきます。
しかし、成猫になって年を重ねてからはだんだんと運動量も減り、食べ過ぎで肥満の原因にも繋がりやすくなるんです。
そこで大切なのが、飼い主さんが食事で体調管理をしてあげること。高齢になるにつれて体内の機能も徐々に低下してくるので消化不良になったりもします。ライフステージごとに、年齢と体系にあったフード選びを心がけましょう。
(3)運動しやすい広めのお部屋を用意しよう
ラグドールは遊ぶことがとても好きな猫ちゃんですが、体が大きくまったりとした性格ということもあり、動きがあまり機敏ではありません。ですので、床に物を置いたりするのを避け、落とされて困るものはなるべく遠くに置くようにしましょう。
成猫になってから年齢を重ねるにつれて運動不足になりがちになってきます。そのため、走ったりじゃれて遊んだりできる運動しやすい広い空間を作ってあげることが大切です。
キャットタワーを用意する場合は、大きな体で乗っても丈夫な素材かつ、転落防止のために低めのキャットタワーを準備してあげるのが良いでしょう。
ラグドールのかかりやすい病気
ラグドールは以下のような病気になりやすいと言われています。
今後ラグドールを飼いたいと思ってる方はしっかりチェックしておきましょう。
肥大性心筋症
肥大性心筋症は心臓の筋肉が肥大して、十分な血液を送り出せなくなる病気です。
症状としては、いつもより疲れやすく呼吸が荒くなったり、起き上がれなくなったり、呼吸困難になったりするケースが多くあります。
もし呼吸が荒くなるといった症状が見受けられた場合は、すぐにお医者さんに行って見てもらいましょう。見た目では気づきにくい病気なので、肥大心筋症の予防のためには定期的な健康診断が欠かせません。
毛球病
毛球病は、猫が行う毎日のグルーミングで飲み込んでしまった毛が消化されずに胃や腸の中に残ってしまい、臓器を傷つけてしまう病気です。
ラグドールは長毛種の猫ちゃんなので特に注意したい病気の1つ。
毛球病を予防するには毎日のブラッシングを欠かさずに行いましょう。ブラッシングをすることで皮膚の病気への予防も一緒に行うことができます。
尿結石
尿結石は尿路に石や砂ができてしまう病気です。尿が出にくくなったり、血尿が出たりする症状があります。
また、尿は頻繁に行こうとするけど、量が少なかったり、尿をするときに痛がって鳴いたりしているときは尿結石を疑えます。
原因は、食事や感染、遺伝、抵抗力の低下、水をあまり飲まない、ビタミン不足などがあるようです。
まとめ
今回は猫の種類シリーズの第一弾として、猫の種類の中でも特に人気の高い「ラグドール」について紹介しました!優しくておおらかで人懐っこい性格のラグドールは、室内飼いの猫ちゃんの中でもオススメな種類です。
『猫を飼いたいけど初めてで、どんな種類がいいか迷っている…』
そんな方は、ぜひ「ラグドール」を検討してみてはどうでしょうか!?
次回は、これまた人気の種類の「メインクーン」についてご紹介したいと思います。