猫の健康と病気

初めて猫を飼う時に必要な物は?準備すべき10個のアイテムと心構え

初めて猫を飼う


・猫を迎えるためにどんなものを準備すればいいのか
・費用はどれくらいかかるのか

初めて猫を飼うとき、こういった不安を持っている方も多いのではないでしょうか。

私は現在、ペット可の賃貸マンションで猫ちゃん1匹と一緒に暮らしていますが、初めてお家に連れてきた時は悩みや疑問が尽きませんでした。

ですが一緒に生活していくにつれて、だんだん猫の性格や行動が分かってくるようになり、今では毎日が猫中心の生活で楽しいこと・面白いことばかりです!

この記事では、猫を初めて飼う方へ向けて、お家に猫を迎え入れるときの心構えや、必要最低限の準備しておきたい10個のアイテムをご紹介します。わたしの実体験も含めてお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

猫を迎え入れるための心構え


まず、わたしが猫を飼うときに一番不安だったのは、猫をちゃんと育てられるのかです。

わたしも旦那も日中は仕事で外出しており一緒に遊んであげられないので、「寂しい思いをさせてしまうのではないか」「何かあったときにすぐに駆け付けてあげられない…」といった悩みがありました。

猫と一緒に生活する暮らしは、すごく素敵なものですよね。ですが、それと同時に1つの命を守らなければならないという責任もできます。だから、猫を飼う前にたくさん情報を集めて、猫が安心して暮らせる環境を整えてあげることが飼い主さんができる最も重要なことだとわたしは思っています。

そして猫を飼う前に考えておきたいのが、猫を飼えなくなってしまったときのこと。例えば、以下のようなことが起きてしまった場合に、どう対策するべきかあらかじめ想定しておくことも重要です。

・経済的に猫の飼育が難しくなった
・家族にアレルギー持ちの人がいる
・転居先のマンションがペット禁止    など

猫をお迎えする前に準備すること10選

ここからは実際に猫をお家にお迎えする際に、これだけは準備しておきたい10個のアイテムをご紹介します。猫を初めて飼う方でも「まずはコレさえ準備しておけば安心!」といえる10個なので、ぜひ参考にしてください。

(1) 安心して休めるお部屋


猫をお家にお迎えする前にまずは、1番最初に安心して休めるお部屋を作ってあげましょう。

猫に出会うときは、ペットショップやブリーダーさん、里親募集、動物愛護センターなど色んなパターンがありますよね。どこから迎え入れる場合でも、猫にとって環境の変化というのは大きなストレスになり体力も消耗します。

今まで過ごしてきた場所から新しい場所へ移動することで初日はかなり疲れてしまうので、ゆっくり休めて落ち着ける空間を作ることが大切です。

猫用のゲージを用意してあげられるのがベストだと思いますが、すぐに用意できない場合は段ボールなどで簡易的なお家を作ってあげてもいいかもしれませんね!

(2) キャットフード

キャットフードを用意するときは、お迎えする猫ちゃんが以前食べていたものと同じものを用意するのがいいと思います。

過ごす環境が変わると緊張や興奮などであまりご飯を食べなくなってしまう子もいるようです。ですが、ご飯を食べないと体調を壊してしまう可能性もあるので、もし食べれない日が続くようなら病院に連れて行ってください。

キャットフードにはドライタイプとウェットタイプがありますが、子ねこのうちは、ドライのフード(カリカリ)をお湯でふやかしてあげると食べやすいです。

猫ちゃんによってはキャットフードの味や大きさ・硬さなどの好みも分かれるようですが、なるべく栄養がバランスよく取れそうなものを選んであげましょう。

また、猫の胃の中で消化されずに残ってしまった毛玉などを排出させて、胃もたれや胸やけを解消させる効果のある「猫草」も一緒に用意してあげることもおすすめです!

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(3) ごはん用・お水用の食器

食器は、ごはん用とお水用で2種類用意してあげましょう。お迎え前に以前から使用していたものがあるのなら、それを引き続き使うのがいいと思います。

また猫は成長するにつれて体も大きくなるので、食器の大きさや角度によって食事をするときの食べやすさ・食べにくさが出てきます。そのため、食器も猫の成長過程の段階で変えていくのがベストかもしれません。

また、猫はもともとあまり水を飲まない動物と言われており、水分不足になりやすいです。あまり水を飲まないなと感じるようであれば食器を変えてみることもおすすめします。

ちなみに我が家では、猫用の自動給水器を使用しています。傾斜になっているタイプで、平置きの器の時よりもグビグビ飲んでくれるようになりました!

(4) トイレ・猫砂

トイレ・猫砂は猫のお迎えに必要不可欠なアイテムです。

トイレには、固まる猫砂を入れるノーマルタイプのものや、上には猫砂・下にはトイレシートを設置する2段になっているシステムタイプのものがあります。最近では、猫がおしっこやうんちをすると勝手に感知して掃除してくれる全自動のものもあります。

猫砂にも色んな質感のものがあったり、粒の大きさが異なったものがあったりするので、いくつか試してみて猫ちゃんが気に入るものを使用するのがいいでしょう。

値段的には、全自動>システムタイプ>ノーマルタイプが多いです。またニオイが気になってしまう方は、トイレ・猫砂と一緒に猫用のトイレスプレーも用意すると安心です。

我が家では、ユニ・チャームのデオトイレを愛用しています。猫砂も割とサイズ大きめで香りも何種類かあるのでニオイは特に気になりません!トイレも全部分解できるので、定期的に丸洗いをする際でもラクラクです。

(5) 猫用キャリーケース

猫用のキャリーケース・キャリーバッグは、必ず用意しておくことをおすすめします。

猫ちゃんを病院に連れていく際や、外にお出かけする際はもちろんのこと、もし災害などが起きた際に避難所にペットを連れていかなければならない緊急のときにすごく役立ちます。

形や素材、大きさなど様々な種類があるので、猫ちゃんがキャリーの中に居ても安心して過ごせるようなものを準備してあげるといいですね。

また、キャリーは活躍する機会の比較的多いアイテムなのでなるべくすぐに出し入れしやすいところに置いておくのがいいでしょう。

(6) 猫用ブラシ

猫は1日の3分の2を寝て過ごし、残りの時間の半分をグルーミング(体をペロペロ舐める行為)に費やすと言われています。猫は自分でグルーミングをして体を清潔に保っているのでブラッシングは必要ないのでは?と思われがちですが、猫にも定期的なブラッシングは必要なのです。

ブラッシングには体を清潔にすること以外に、抜け毛や毛玉を防止する効果やブラシで血行を促進したり代謝をうながしたりする効果もあります。

猫ちゃんによってはブラッシングが苦手な子もいるようですが、ブラシの質感や種類を変えてみると気に入る子もいます。子ねこのうちから慣れさせてあげると割と好きになりやすいかもしれませんね!

ブラシは猫ちゃんの毛の長さによって使用するものを選びましょう。短毛種の子には地肌に当たっても痛くないラバーブラシやコーム、長毛種の猫ちゃんにはピンブラシやスリッカーブラシがおすすめです。

(7) 爪とぎ・爪切り

猫の爪とぎや爪切りは室内飼いならあったほうが良いアイテムの1つ。

爪とぎには段ボールや麻、カーペットなど種類があるのでいくつか試して好みのものを見つけてあげましょう。爪とぎを用意することで、部屋の壁やソファーなどの家具の引っ搔きも予防できます。

また、猫の爪は知らない間にスグ伸びます!肉球を押して爪を出して先端が尖っていたら爪切りのタイミングです。しかしながら、猫ちゃんの大半は爪切りが苦手な子が多いと思います。そんなときは、猫ちゃんが落ち着けるもの(例えば洗濯ネットなど)を一緒に用意してあげるといいでしょう。

我が家では、わたしが猫を抱っこしてチュールをあげながら、その隙に旦那が爪を切るという方法を行っています(笑)どうしても爪切りができない子は、動物病院の先生に切ってもらうという方法でもいいかもしれませんね!

(8) 遊び用おもちゃ

猫はツンデレ・気まぐれな動物ですが、飼い主さんに遊んでもらうのが大好きな動物でもあります。特に好奇心旺盛な猫ちゃんにとっておもちゃは絶対にあったほうがいいアイテムです!追いかけられる動くおもちゃや、噛んだり蹴ったりできるぬいぐるみなど、是非いろんなものを試してみてください。

また、自分のよだれやニオイのついたお気に入りのおもちゃを何か1つ作ってあげるといいでしょう。病院につれていく際や外出する際に一緒にキャリーの中へ入れておけば猫ちゃんも安心して落ち着きやすくなると思いますよ!

(9) キャットタワー

キャットタワーは、猫をお迎えする前でなくても後から用意してあげればオッケーです。子ねこのうちは、キャットタワーから落ちてケガをする危険性もあるので、ある程度大きくなってから用意しても遅くはありません。

猫は高いところを好む動物で、自分のテリトリーを高い場所から観察したり見まわしたりします。また猫は、相手よりも自分が高い場所にいることによって優位に立っていると感じ、安心します。

高低差や大きさもさまざまな種類があるので猫が好みそうなものを選んであげましょう。キャットタワーで上下運動をすることにより、運動不足の解消にもなりますよ!

(10) 配線コードのカバー

配線コードのカバーは、必ずしもあったほうが良いという訳ではないですが、わたし的に買ってよかったなと思ったものです。我が家の猫ちゃんはビビりな性格ながらに好奇心は旺盛で、いろんなものに興味を示し、手を出します。

お迎えしたばかりの頃、よくわたしの黒いヘアゴムを使って遊ぶのが好きで、それに似た配線コードを噛もうとする行動を良くしていたんです。コードを噛むことは猫にも悪影響ですし、何より火災の原因にも繋がります

困ったな…と思ってスグに用意したのが、配線コードカバー。これを装着したら、ちょっかいは出すものの噛もうとはしなくなりました。子ねこのうちから育てる方で、特に好奇心旺盛な猫ちゃんを育てる方には、本当におすすめしたいです!

猫を飼う場合の初期費用と毎月かかる費用の目安

猫を初めて飼うときに気になるのが、初期費用と毎月かかる費用だと思います。

猫ちゃんをお家にお迎えするときは、先ほどご紹介したようなアイテムを準備する費用の他、ワクチン接種代なども用意しておくことが必要です。また、ペットショップからお迎えする場合は、猫ちゃんの生体価格によって準備する費用も異なりますよね。

ここでは1つの参考として、我が家で猫ちゃんをお迎えした時にかかった初期費用をお伝えします。あくまで1つの例ですので、参考程度に見てください。

我が家の場合の初期費用

☆生体価格:25万円くらい

☆お迎えに必要なアイテム代:27,500円
<おおよその内訳>
ゲージ:10,000円
トイレ本体(システム):3,000円
トイレシート40枚:3,000円
トイレ猫砂1袋:2,000円
食器2つ:2,000円
フード1袋(2キロ):2,000円
キャリーケース:3,000円
猫用ブラシ:700円
爪切り:700円
爪とぎ:100円
その他もろもろ:3,000円

☆ワクチン代:5,500円

【合計】283,000円

初期費用については、猫をお迎えする為のアイテムにどれだけお金をかけるかによって差が出ます。たくさん用意したい、完璧にそろえてあげたいと思うのであがばそれだけ費用も大きくなりますし、まずは最低限のものだけを…という考えなら割と安く済みます。

食器やおもちゃ、爪とぎなんかは100円ショップでほとんど揃います。初期費用を抑えたいのであれば、はじめは必要最低限のものを準備するだけでも良いのかもしれませんね!

まとめ

猫を初めて飼う時は不安なことや心配なことも多いと思いますが、それ以上にずっと楽しい毎日が待っています!

これから猫を飼う予定のある方は、猫をお家にお迎えするための準備をしっかり整えて、飼い主さんと猫ちゃんが快適に楽しく暮らせる環境を作ってくださいね。

猫を飼う時に準備するアイテム

(1)安心して休めるお部屋
(2)キャットフード
(3)ごはん用・お水用の食器
(4)トイレ・猫砂
(5)猫用キャリーケース
(6)猫用ブラシ
(7)爪とぎ・爪切り
(8)遊び用おもちゃ
(9)キャットタワー
(10)配線コードのカバー

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