猫が毛布やタオルなどの上で前足を使って「フミフミ」する姿って何とも言えない可愛さがありますよね!中には飼い主さんの背中やお腹の中でフミフミしている子もいます。
そんな猫ならではの仕草であるフミフミにはどんな意味や理由があるのでしょうか。
フミフミにどんな意味が込められているのかを知ることで、今までよりもっと楽しい猫ちゃんライフを過ごすことができると思いますよ!
猫の「フミフミ」ってどんな仕草?
猫のフミフミは、前足を前後に交差しながら動かす仕草のことを言います。
毛布、タオル、クッション、ぬいぐるみ…自分がお気に入りのアイテムを一心不乱にふみふみしている姿は見ているとメロメロになってしまいますよね!
このフミフミの仕草にはさまざまな理由が隠されています。
1つは子猫が母猫のお乳をのむときに見られる仕草で、もう1つは猫が狩りをする前などに見られる仕草で「やる気」を出すときにもフミフミします。
どちらも猫の本能的な行動からくるものなので、夢中になってフミフミしているときは、近くからそっと見守ってあげると良いでしょう。
前足フミフミは子猫のときの名残
前述したように、猫がフミフミする理由の1つとして子猫時代の名残が関係していると言えます。子猫は母猫のおっぱいを飲むときにお腹を前足をグーパーさせながらフミフミすることで、ミルクが出やすくなるように刺激していたのです。
母猫のお腹は暖かくて柔らかいので、子猫時代の名残で似たような触り心地である毛布やタオルなどをフミフミしてしまうようですね。
「おっぱいをたくさん飲んでお腹いっぱいで気持ちいい」「暖かくて心地よい」そんな安心感から、フミフミしている最中にリラックスしてそのまま眠ってしまう子もいます。
もし愛猫ちゃんがフミフミをし始めたら、飼い主さんに甘えたい・眠たい・お腹が空いているときのサインと考えていいかもしれませんね!
飼い主さんへの安心と信頼の現れ
猫がフミフミするのは、飼い主さんへの安心と信頼の現れであり、慕って甘えている証拠であると言えるでしょう。これは愛情表現の中の1つで、毛布やタオルだけではなく飼い主さんの背中やお腹をフミフミしたり、時には指をちゅぱちゅぱすすったり、頭をぺろぺろ舐めてしまう子も。愛情表現の仕方は猫のなかでもさまざまなので、そういった仕草をしれてくれたときは思う存分甘えさせてあげましょう!
フミフミしない子もいるって本当?
「うちの猫はフミフミしたことないよ」「そんな姿見たことない」という飼い主さんもいらっしゃると思いますが、実はすべての猫がフミフミをするわけではないのです。
すでにしっかり親離れできている子はフミフミする仕草は見せませんし、「わたしはもう赤ちゃんじゃないのよ」と言わんばかりに大人びてスンッとした猫ちゃんもいます。
ですから愛猫がフミフミをしないのであれば、親離れして自立できている子と思ってあげましょう。もし、フミフミしている姿を見てみたいなと思うのであれば、その子が気に入るような毛布やおもちゃなどのアイテムを与えてみるのも良いでしょう。
リラックスして心を許せるものがあると、子猫時代のことを思い出してフミフミしている瞬間を見れるチャンスがあるかもしれませんね!
【注意】フミフミが原因で誤飲に繋がる危険性も
猫がフミフミしている仕草は本当に可愛らしく「写真に収めたい!」「ナデナデしてあげたい」と思う飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
ですが、リラックスしている最中に猫がびっくりするような大きな物音を立てたり、無理やりフミフミを邪魔してしまう行動をとったりすると、猫の誤飲に繋がってしまう可能性もあるので注意しましょう。
猫の中にはフミフミしている最中に毛布を舐めたり吸ったりしてしまう子もいます。そのため、日頃からお気に入りの毛布やタオルなどのアイテムに、ほつれている所はないか・取れそうな部分はないかなどをチェックしておくことが大切です。
もし万が一、布やヒモなどを誤飲してしまった場合はすぐに病院に連れて行ってお医者さんに見てもらうようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
猫の可愛らしい仕草である「フミフミ」は、子猫時代の名残だけでなく、飼い主さんへの安心と信頼がたくさん詰まった行動なのです。
これからは、愛猫がどんな気持ちでフミフミしているのか想像力を膨らませることで、今よりももっと楽しい猫ちゃんライフを過ごすことができると思いますよ!