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ベンガルの特徴・性格・飼い方~ベンガルってどんな猫?~

ベンガルの特徴・性格・飼い方

ベンガルといえばなんと言ってもインパクトのある豹柄の被毛ではないでしょうか。猫の中で最も特徴的な柄を持つと言っても過言ではないと思います。

ベンガルはその柄から、別名“レオパード・キャット”と呼ばれています。まさしく小さなヒョウのような猫ちゃん!もしも一緒に暮らすことができたら…魅力的ですよね。

ベンガルの先祖は野生のヤマネコと言われています。どんな性格の猫ちゃんなのでしょう。

またベンガルと一緒に暮らすとしたらどんなことに気をつけたら良いのでしょうか。ベンガルについて、まとめてみました!

ベンガルの特徴

ベンガルはヒョウ柄の美しい被毛、筋肉質でがっちりとした体つき、小さめの頭に大きな耳が特徴的。日本ではまだあまり馴染みの無いベンガルですが、誕生は1970年だそうです。比較的、まだ歴史の浅い猫ちゃんだということが分かりますね。

ベンガルは野生のベンガルヤマネコと短毛種のイエネコを交配して作られました。ベンガルヤマネコと言えば、アジア南部の森林地帯に生息している小型の野生猫種です。

美しい被毛を持っていることから、ハンターのターゲットとなり乱獲されてしまい、現在では絶滅危惧種となっているということは、ご存知の方も多いかと思います。ベンガルの歴史を遡ると、野生的でワイルドな見た目の理由が分かりますね。

被毛のカラーはブラウンスポッテッドタビーが一般的です。

毛色は大きく分けると、ブラウン、スノー、シルバー、シルバー&スモーク。模様は2種類あってヒョウ柄のぶちの柄を持つベンガルをスポッテッド。渦巻き状のしま模様を持つベンガルをマーブルと呼んでいます。

ベンガルの性格

ベンガルは見た目の印象とは反対に、性格はおとなしく温厚であると言われています。

野生の面が残るのは運動量が非常に多い面と、視覚や嗅覚・聴覚などが発達しており、ちょっとしたことに敏感に反応する面だと言われています。

繊細すぎる性格ではないということですが、運動不足や、苦手な刺激が多い飼育環境によっては、ストレスを溜めやすくなることもあります。

日頃は穏やかな性格ですが、ストレスを溜めてしまうと、攻撃的になることもありますので、飼育環境には十分に留意しましょう。

イエネコとしては珍しく、水に濡れることを嫌がらずに水遊びを好む猫ちゃんもいます。個体によっては苦手な子もいますが、一緒に水遊びを楽しむことができる猫種です。

見た目は野性的な雰囲気のベンガルですが、性格は愛情深く、懐きやすいと言う特徴があり、幼猫期は特に甘えん坊な猫ちゃんが多いそうです。

現在のベンガルになるまでに、様々な品種との交配を重ね、野生の凶暴さなどはなくなり、人と共存することに適した性格になったと言われていますので、しっかりと飼育環境を整えてあげれば、穏やかで飼いやすい猫ちゃんなのではないでしょうか。

ベンガルの飼い方

ベンガルのかかりやすい病気

特発性多発神経根障害
原因不明で、四肢の運動神経や感覚神経が障害を受け、四肢不全麻痺が起こります。人の病気の「ギラン・バレー症候群」とよく似ています。

進行性網膜萎縮
遺伝性の疾患で、徐々に視力が低下し、最終的に失明します。暗いとき行動したがらない、光に対して瞳孔反射が鈍くなる、などの症状がみられます。残念ながら、有効な治療法はまだ無いと言われています。

遺伝性溶血性貧血(赤血球ピルビン酸キナーゼ欠損症)
ピルビン酸キナーゼという酵素が遺伝的に欠乏することにより、赤血球に異常が起こり、壊れてしまいます。これにより慢性的な貧血を引き起こす可能性があります。異常な赤血球は脾臓で分解されるため、脾臓の腫大もみられます。

比較的健康で病気をしにくいと言われるベンガルですが、猫ちゃんの日々の食事管理・運動管理・健康管理は必須です。健康で長寿な猫ちゃんを目指しましょう。

ベンガルのまとめ

ベンガルについてまとめてみましたが、いかがでしたか?

穏やかで人懐っこい性格と、活発に遊ぶことが大好きな猫ちゃんと言うことがわかりました。野生の名残も少しあり、それもまたベンガルの良さではないでしょうか。あの見た目で甘えられたら、堪らなく愛らしいことでしょうね!

そんなベンガルですが、飼育環境によってはストレスを溜めやすくなってしまうことがあるので、注意が必要です。お気に入りの環境で落ち着いて過ごせるよう、環境作りには十分に配慮したいですね。

また、運動不足の解消や、健康管理も行い、大切な猫ちゃんと楽しく暮らせますように。愛らしいヒョウ柄の猫ちゃんとの生活に、こちらの情報が少しでも役に立つとうれしいです。